ブログトップ

風景ノート。

fukeinote2.exblog.jp

カテゴリ: L 松島から想うこと。( 5 )

心豊かに暮らすということ。

e0353732_21072730.jpg



ある晴れた春の日。
松島の海辺の小さな集落を散歩していました。
そしたら、家の庭で畑を耕すおばあさんがいたので
こんにちは、なんてあいさつしながら言葉を交わしました。


そこは海辺とはいっても海岸から少し高台になっていて
とても見晴らしのいい場所。


「こんなに景色が素晴らしい場所で暮らせて
うらやましいです」と話したら、



「ここは自然があって、とてもいいところ。」
「お金は無いけど、心がね、すごく豊かに
なれるから
私はここにしか住めないの」




と話してくれました。







感動・・・・(;_;)







松島の暮らしの豊かさ、そういうものを
有志で話し合ってきました。
話し合っては来たけれど、
自分たちの想いが先行して
はて、実際に町に暮らす人達はどう思って
日々松島で暮らしているかということまでは
思いを巡らせていなかったのかもしれません。



しかし、何十年もこの地で笑って泣いて汗を流して
明日は雨が降るからと天気読みをしながら畑を耕して
生きてきたおばあさんの口から直接、


「ここで暮らすことは心が豊かになる」


という話を聞くことができて、
私たちが考えてきたことは間違えていなかった。
絵空事を、机上の空論を話しあっていたわけじゃなかった。
そして、そう感じているおばあさんが松島に生きている
ということがわかり、やわらかな風が吹き抜け
胸がいっぱいになりました。



何が人の心を豊かにするのか、
それは人の数だけ存在し
定義することは難しいけれど、
今回ひとつだけわかったことは



その町に暮らしている人が、
見ず知らずの人が話しかけてきたときに

"ここで暮らしてると心が豊かになるんですよ"

穏やかに話せる、その状態こそが
心豊かに暮らしているあらわれなのだと
わかったのです。




そう思いながらも勤め人の私は
電子レンジに頼るような生活を送り
豊かさを享受できてはいないけれど
意識の矢羽の向きは間違えないようにと
日々、現実と理想を行ったり来たりしています。








by misaki_photo | 2017-04-24 07:16 |  L 松島から想うこと。 | Trackback | Comments(0)

甘噛みサルーキ。







私が暮らす松島には、
佐野美里さんという彫刻家が暮らしています。
美里さんが生み出す作品は犬の姿をかりて
女性の多面性とか感情を表現していて
とてもあたたかな作品を制作しています。
私も大好きな作家さんであり、ご近所さんです。





e0353732_16061540.jpg




このたび、美里さんと交流のある
秋田県出身のシンガーソングライター青谷明日香さん
美里さんの作品「甘噛みサルーキ」の制作エピソードに
インスパイアされて、同名の曲をつくりました。
それが、トップに載せたMVです。


この作品は、美里さんが一人暮らしのおばあさんの
石蔵を借りて作品作りをしていたときに
そのおばあさんが日々変わらず土を耕し種を撒き、
愛犬が亡くなっても自然の摂理のひとつのように受け止めて、
四季の中に生きる姿を目の当たりにして、その思いを形に彫った作品。


そのエピソードを知ってからこの曲を聴くと
本当にこころにグッときます。



そして、なんとこのMVのロケ地が
オール松島町とお隣の塩竈市なのです。


なのでなので、普段私たちが生活している場所を
プロのカメラマンの目線で切り取ってもらってて
今までにない角度から松島の風景が見られます。
さらに、美里さんの工房と美里さん自身も出演していて
職人さんの美しさも現れています。


この曲も含めた青谷明日香さんのニューアルバム
「いつか歌になる」が4月19日に発売されます。


そして、美里さんの詳細についてはコチラのサイトをご覧ください。




by misaki_photo | 2017-04-15 07:24 |  L 松島から想うこと。 | Trackback | Comments(0)

彫刻が身近になる。

突然ですが
彫刻というと・・・


e0353732_18572526.jpg


とか




e0353732_18573159.jpg


とか





「なんだか難しそう・・・」
そんなイメージが先行してしまう私界隈ですが
このたび、塩竈で開催された彫刻展に行ってきたら
彫刻がとってもとっても身近な気持ちになりました。




そう、彫刻二人展 
川浦麻友美☓佐野美里『YOU ARE  MY SYSTER』
行ったら、彫刻がぐーーーっと近づいてきたのです。







川浦さんの作品はテラコッタで人物や動物を表現しています。


e0353732_18580889.jpg



精密に見えて人間味があるようにも見える。



e0353732_18575403.jpg




外国の童話から抜け出してきたような





e0353732_18580563.jpg



一体一体にストーリー性があって
頭のなかで物語を考えてしまいそうな
いつまで見てても飽きない素敵な作品たちです。






一方、佐野美里さんは、松島在住の彫刻家。
偶然にも私の家の近くに住んでいてお友達。
あかりが灯るアトリエの前を通るたびに
がんばって掘ってるのかなぁと見守るような気持ちでいました。


そうして発表された今回の彫刻。



e0353732_18584552.jpg



美里ちゃんのあたたかい性格が滲み出すような
イヌヌンの彫刻。




e0353732_18583264.jpg





e0353732_19013317.jpg



e0353732_18584091.jpg






やんちゃな顔、恋する顔、表情豊かなイヌヌンに
私も虜になりました。



ぜひお二人それぞれの世界観を味わいに
塩竈へお越しください!



会期:平成28年12月18日まで
場所:「ビルドスペース」宮城県塩竈市港町2−3−11(港町のドコモショップ裏)







by misaki_photo | 2016-12-13 07:30 |  L 松島から想うこと。 | Trackback | Comments(0)

松島湾の美しい暮らし方。

e0353732_22544855.jpg


























先日、松島町内某所で「学校」と
称した勉強会が開かれました。
「勉強会」って言っても内容は
ポップでわかりやすいもの。


テーマは
「松島湾✕想像力〜世界で活躍するクリエイターが松島に住み続ける理由」






e0353732_22545371.jpg




























観光で訪れることが多い松島ですが
そこに暮らす人達はその場所をどのように楽しんでいるかということを
松島在住のアートディレクターの鹿野護さんをお呼びして話を聴くという
興味深い内容。


松島で暮らしながら世界で活躍する鹿野さんと
そして、主催者の千葉さんのお話からは
ロジカルでありながらも直感的で
デジタルでありながらもアナログな
すごくバランス感覚の優れた方達だなぁと感じました。



以下、聞いたことメモ。





■自分の机の上から(PCを通じて)世界に繋がる時代
=松島〜仙台〜東京〜世界ではなく、松島〜世界が可能な時代。





■自分にあった場所ならばどこでも大丈夫な時代
=むしろ自分にあったモノがある土地のほうがその土地のオリジナリティを含んだアイデアが湧いてくる。
=温泉とおなじ。その土地にはその土地の源泉がある。
=東京に無いものが地方にはある。





■現在の旅行は、メディアに載った場所に行き、写真を撮るということで完結することが多い
そこに、好奇心や歴史的な背景を加えていくことが必要なのでは?






他にもたくさんお話し伺いまして
沖縄での島暮らしで知らず知らず感じていたけれど
大きすぎる街、仙台では感じられずモヤモヤしていたナニカを
お二人に言葉で表現してもらったようでスキっとしました。
おなじ町内に(まことにセイエツながら、足元にも及びませんが↓)
おなじような考え方を持ってらっしゃる方がいることが嬉しくなりました。


とにかく、とーーーーーっても刺激を受けまくりました。
終了後には、一緒に参加した母と夕食を食べながら
興奮しながら、講話を反芻。



まだまだ地に足つかない私の松島暮らしですが
私らしく少しずつ前へ進めて楽しんでいきたいです。

by misaki_photo | 2016-03-18 07:35 |  L 松島から想うこと。 | Trackback | Comments(0)

【Sketches of MATSUSHIMA】Dec.3 2015

e0353732_11122050.jpg




松島に今年初めての氷点下の朝がきた。
車の窓には夜露が凍って氷が張っていた。
じわりじわりと溶けていく車の窓に張りついいた氷。
遅刻しそうだと焦る私のことを見透かすようにゆっくりと溶ける。
朝日が滲んで溶けかけの氷と混ざっては思いがけず美しい風景を見せてくれた。
冬の始まりの朝。



by misaki_photo | 2015-12-09 07:11 |  L 松島から想うこと。 | Trackback | Comments(0)