かつて、震災前に松島には
「ロワン」というカフェがあったそうです。
とても人気だったけれど震災で閉店。
そして、この10月に4年の歳月を経て
「le Roman(ロマン)」として
再オープンしたので、ある晴れた日に行ってきました。
感想:もう最高!
さして影響力のないブログのくせに
ブログに書いたら今以上に混んでしまうっていう
私利私欲が一瞬よぎったのですが
それ以上に、この素敵さをみなさんに伝えたいという
気持ちが勝って、こうして綴っています。
場所は、松島の絶景ポイント
「西行戻しの松公園」の中にあります。
スタイリッシュなガラス張りの店内に入ると目の前には絶景すぎる
景色が目の前に飛び込んできます。
もうね、もうね美しすぎて
言葉にならない。
景色の中に溶けていきそう。
そんな上がったテンションを抑えながら窓際の席へ座って
ジンジャーエールでクールダウン。
クロックムッシュ、タルトタタンでお腹を満たす。
軽食だけどどれも単純な味ではなくて美味しかったです。
食後もしばらく景色を眺めていました。
東松島の方を見るとブルーインパルスが飛んでいて
その先では石巻の日本製紙の煙突から
もくもくと煙が上がるいつもの風景まで見えるのです。
松島湾では漁船や遊覧船が行ったり来たり。
牡蠣の養殖棚もよく見えます。
古来から変わらぬ島なみを縫うように
観光客と地元の人の営みが交差する海がよく見えます。
奥の席から車いすのお祖母ちゃんが
車いすを押されながら私達の隣の空いているスペースに来て
なんとも言えない眼差しで
その海を見つめていました。
景色の美しさに心を奪われていたのかな。
震災のことを考えていたのかな。
思わず話しかけたくなったけどグッとこらえて
私も同じ方角を見つめていました。
時間を忘れて見飽きることのない景色を眺めていました。
季節ごとに様々な景色を見せてくれることでしょう。
冬には雪の松島を。
春には公園内を埋める桜の花吹雪と。
夏には青く茂る桜の葉の海越しに。
そして、今は紅葉した桜の木々とカラフルコミュニケーション。
自宅から車で10分かからない距離に
非日常の世界へ連れて行ってくれる場所を見つけました。
こういうお店が
松島にもっと出来たら松島という場所が
宮城県民にとっても「特別」な場所じゃなくなって
普段使いの場所になるなー!って強く思いました。
だから、カフェしなくてもテイクアウトしにでもおいでよ。
コーヒー豆やパンや、焼き菓子が
テイクアウトできます。
ちなみに、私たちは平日の11時10分頃に来店しました(オープンは11時)
その時点で4組くらいが来店しており、30分後にはほぼ満席。
ということは、休日はとっても混雑しそうです。
ぜひ、お早めに来店して窓際の席で楽しんでみてくださいね。