降り止まない雨のなか
紫陽花を見に出かけました。
出かけるとは言っても、お手軽に松島町内へのお出かけ。
いつも出勤で通る道すがらに
紫陽花がとても美しく咲いている場所があるのです。
通るたびにうっとりとしながら
その一瞬の景色に心をうばわれます。
一瞬じゃなくてじっくりと見てみたいとこの日訪れたのが
松島町内にある「湯の原温泉」です。
※今は、工事中のため休業中のようです。
温泉と紫陽花というのもオツな組み合わせですが
そこに里山の風景が重なって、さらに美しい。
紫陽花を眺めていたら、突然シロサギが
緑色の田んぼから飛び立って、その姿も羽ばたく音もまた美しかった。
紫陽花の写真を載せたブログはたくさんあって
それは写真が上手な人におまかせしておくとして
私が伝えたいのは花の美しさだけじゃなくて
田んぼ、温泉、紫陽花、空気、
そういう折り重なる風景が醸しだす、松島の美しさ。
変わりゆく季節のなかで、生活のかたわらにある美しさ。
そういうものを伝えたい。
しゅん、と湿度を含んだ空気は森に
いつもよりも濃い匂いと色をくれます。
風が吹けば、その濃い匂いは薄まることなく遠くまで
届くような気がします。
だから、この季節が私はキライじゃありません。
松島の森のなかで紫陽花の花を眺めながら、そう思いました。