まいにち少しずつ秋が深まって
田んぼからは白サギがいなくなって
代わりに空には白鳥が飛んで
夕暮れの赤い風景と白鳥の群れが
混じり合い、時々息をのむ美しい景色が広がります。
そんな、秋が深まってきた松島。
ムスメとともに紅葉を見に出かけてきました。
訪れたのは、我が家から車で10分のところにある
「扇谷」という場所。
松島四大観のひとつで別名「幽観」と呼ばれる場所です。
シーズンじゃないときにひとりで訪れるには勇気がいる
どこか仙人がいるような、誰かに見られているような
現世と隔たりがあるような不思議な場所です。
(↓以前、訪れたときの記事に少し詳しく載せています)
そんなひっそりと近寄りがたい雰囲気を醸し出す扇谷も
この紅葉の季節は別。
浮世離れしたこの空間が
ただの紅葉スポットではない
不思議な美しさを演出してくれます。
霊場ならではの幽玄さがあり
幽玄さならではの奥行きがある
ことばや写真では伝えきれない美しさが
ありました。
乳児連れのため階段を登って
さらに上までは行けませんでしたが
健脚の方はどうぞ上まで行って
扇状に広がる松島の海と紅葉を
楽しんでくださいね。
紅葉が美しいところはあちこちにありますが
ここは全体の雰囲気を含めて他と違い
足を伸ばして訪れる価値があると思います。
駐車場は5〜6台分ありますが平日に訪れたときでも
次々に車が往来し常に満車状態でした。
駐車場までの数百メートルほどはすれ違うのが怖いほどの
細い道もありますので、どうかお気をつけて訪れてくださいね。